
●経緯:さいたま市から要請を受け、SADECOメンバーが「春光園うえみず」を訪問したのは2010年11月19日、最終日の2011年3月7日までの計5回。授産製品はステンシルふきん・ハンカチ、ビーズストラップ、アクセサリー。それらの商品デザイン、パッケージの改良等について、ヒヤリング、現状分析、商品・パッケージ改良案、CIロゴ提案等の提示、販売支援ツールの協議等を行いました。
●課題:1.お客様視点の商品開発 2.パッケージ開発 3.販売支援ツール開発
●成果:1.ステンシル絵柄の改良(シリーズ化、オリジナリテイ尊重、バランス、リズム、色使い等)、 ビーズストラップ、アクセサリーの品質アップ(スワロフスキーを附加、黒台紙使用等)。 2.パッケージのコンパクト化(ハンカチを四つ折にする、丸めてリボン掛け等)。 3.CIロゴ開発作成(「いつもみんなきらきら」の視覚化、ロゴシステム開発、「うえみず」のロゴ改良)。 4.商品写真撮影、アドバイスと実習。
●感想他:現状を理解してのアドバイスで感謝。第三者的な意見で、客観的な視点から商品をつくることができた。毎回、新しい学びを得るとともに今後の方向性がみえてきた。等の感想をいただきました。
●プロジェクトメンバー 春光園うえみず:施設員・中村 佐復 SADECO:竹田良雄 赤井克重 和泉賢二
●経緯:さいたま市から要請を受け、SADECOメンバーが「元気工房」を訪問したのは2010年8月28日、最終日の2011年1月15日までの計5回。授産製品はクラフトかご、「確信の持てる商品で販路を拡大したい」というニーズに対して、ヒヤリング、商品改良案、新提案等を提示、販売支援ツールの協議等を行いました。
●課題:1.商品力アップ 2.販売ディスプレイ再考 3.セールスプロモーション開発
●成果:1.新商品の開発 A.小箱のカラーバリエーション・7色 B.オフィス用・A4版ファイルボックス(黒、白、赤) C.A5サイズ筆記具トレイ(黒、エビ茶) 2.魅力あるディスプレイの造り方の実践 3.SPツール開発作成 A.シンボルマーク改良案 B.チラシ&ポスター案 C.商品写真案 4.商品写真撮影、アドバイスと実習。
●感想他:ずっと一人での考えに捉われていたが、思考の幅がひろがって新しい世界が見えた。カラフルな商品がPOP効果や新規のお客さん獲得に、つながる感じを得た。またディスプレイの造り方や写真の撮り方は実習できて良かった。との感想をいただきました。
●プロジェクトメンバー 元気工房:施設員・森泉 (施設長・市勢) SADECO:竹田良雄 江口勲 山岡和彦 和泉賢二
2月8日(火) さいたま市障害者総合支援センターで、施設職員および利用者対象の「授産活動活性化セミナー」が行われました。内容は、効果的な商品(自主製品)陳列方法、売り場作りの方法を学ぶということで、参加者は9施設17名と予定定員15名を越えました。さいたま市の今回の企画は、SADECOが授産施設「元気工房」製品支援で実施したディスプレイの仕方をヒントに考えられたとのことです。「元気工房」プロジェクトメンバーの、山岡、竹田、江口、和泉が講師で参加しました。
①講義編(山岡)は、プロジェクターを使って銀座、池袋のデパートや店舗の多くのディスプレイを紹介、陳列は購買に至るまでの心理を読んで考えられていることや、色は人にどんな意味を与えているか等の解析から授産施設の商品展示の考え方進め方をレクチャーしました。
続いて②実践編(竹田)では、一個のテーブルを舞台に6色の布や立体ブロックまた廃材等を使っての基本を提示、変幻自在の演出はマジシャンのようで参加者を魅了、そして「元気工房」のカラフルなクラフトかごを使っての具体的な例を展開しました。
最後に③コンサル編(山岡、竹田、江口、和泉)として、参加授産施設の各ディスプレイに対してそれぞれのアドバイスをしました。参加者の皆さんは真剣にメモを取ったり、積極的に質問もされていました。午後2時からの2時間、実りのある熱いセミナーだったと思います。